「Global Pea」ってどういう意味?

Pea

私たちがやっているグローバルリサーチのニックネームは「Global Pea(グローバル・ピー)」。これってどんな意味なのかと聞かれたので、その由来を説明します。それにはイギリスの我が家の庭の話から。

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イギリスの住宅街に遊び場ができたのは?

New House

近所にあった病院の跡地が住宅地として再開発されていたのですが、どうなっているのかと気になっていました。通り抜け道路に面した住宅はよく見ていたのですが、袋小路になったところには足を踏み入れたことがなかったのです。好奇心に駆られて散歩の途中に寄ってみると、新たな発見が。

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イギリス地方公務員都市計画家キャリアと出産育児休暇制度

Work from home

日本の地方自治体公務員のキャリアの在り方少子化について書いたところ、「イギリスでは実際のところどういう風になっているのか?」という質問があったので、それについて私自身の例をお話しします。少し古い話になりますが、新卒からのキャリアスタート、自治体間での転職、出産育児休暇取得からフレキシブルワーク制度を利用しての職場復帰までの体験談となります。

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インバウンド再開を地域活性化に:「物見」から「遊山」へ

Holiday cottage

わたしの住むイギリスではコロナ規制がすっかりなくなり、ほとんど日常に戻っています。おりしもこれからホリデーシーズンで、イギリス人にとっては2年間我慢していた旅行熱が高まり、海外旅行業界は順調に復活。そんな中、日本も長い水際対策の末、6月から観光目的の外国人の受け入れを開始したということ。円安も追い風になり、これからインバウンド業界復興が期待されます。

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少子化が止まらない日本で、明石市の子育て政策に注目

2021年の人口動態統計によると、日本の出生率は1.30と6年連続で低下しました。出生数が過去最少となった日本ですが、逆に子供の数が増えているのが兵庫県の明石市。泉房穂(いずみ ふさほ)市長が内閣委員会で述べた明石市の少子化対策についての意見が参考になりそうです。

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出生率低下で少子化傾向が進む:その理由と対策

Baby

2019年の日本の出生数は調査開始以来最少の86万5234人。人口自然減は13年連続で、初めて50万人を超えました。出生率は1.36で前年を0.06ポイント下回り、4年連続で低下し、予測より早いペースで少子化が進んでいます。ここでは、出生率低下の理由とその対策について考えます。

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地方自治体人事日英比較:ジェネラリスト or 専門家

Abu Village

最近日本からのニュースで山口県阿武町の誤振込の事件について聞きました。詳細が分からないので、事件そのものについては何とも言えないのですが、地方自治体の人事異動について考えるきっかけになりました。日本とイギリスの自治体の人事配置がジェネラリスト養成か専門性を追求するかで対照的だからです。

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仕事:ブルシットジョブとエッセンシャルワーク

Karrimor Phone in sick

イギリスで日本相手に仕事をしていると、無駄な仕事にお互いが時間とエネルギーをさくはめになり、日本の労働生産性が低いのもさもありなんと思うことが多いです。労働時間が長いのも、真に必要な仕事をしているのではなく、無駄な「ブルシットジョブ」を几帳面にやっているからではないかと思います。その反面、本当に必要な「エッセンシャルワーク」は、コロナ禍でその価値が再評価されました。コロナを機に、仕事について今一度考え直す人が多く、新しい働き方を模索する時かもしれません。

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「女性の活躍」かけ声だけ?無意識バイアスから脱出するために

Finland government

少し前に話題になった吉野家の「シャブ漬け」発言は、日本社会に根強く残る様々な場面での女性差別問題について改めて認識を強くするものでした。でも、イギリスから見ている私にとっては「またか」だったり「私は逃げ出せた」と一人勝手な安心感でつい済ませてしまいがち。神奈川県の女性活躍事業の話もあいまって、日本で意思決定層として活躍している年長男性の方に一言申し上げたいことを自己反省も込めて書きます。

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まちづくりにおける市民参加:神宮外苑開発再考

Consultation

2月に神宮外苑開発についての記事を書きましたが、今回は開発案そのものの是非とは別に、日本の都市計画制度における大きな問題点について述べます。神宮外苑の例で明らかになったのは、首都の重要な地域での大規模な開発について、一般民が知らないままにことが進んでいくということです。神宮外苑の再開発案について最近になって初めて知ったという人が多いのが、それを物語っています。このようなことにならないためにどうすればいいのか、市民参加のまちづくりという観点でイギリスから学ぶところがあるはずです。

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