最近「よそもの」について考えることがいろいろあったので、つらつら書いてみます。まずは今審議されている入管法改正案に関連して、日本における難民や移民の問題。それとは少し異なりますが、最近増えてきた都会から地方への移住者にまつわる問題です。どちらも「よそもの」に対する抵抗があるために解決が難しい問題ですが、よそものって風穴をあけてくれる存在でもあるのではと思うのです。
坂本龍一の遺志:神宮外苑再開発への思い
音楽家の坂本龍一が3月28日に71歳で亡くなりました。国際的に活動してきた音楽家の訃報は世界中を駆け巡り、イギリスでもその早すぎる死を悼む声が上がっています。つい先日、改めて神宮外苑再開発についての記事を書き、彼が再開発案について小池東京知事に送った手紙を紹介したばかり。そして、彼の死をきっかけに神宮外苑再開発についての認知が急速に広まり、反対の声が大きくなってきました。
神宮外苑再開発再考:反対署名開始から1年たって
神宮外苑の再開発案について書いてから1年。2022年2月当時はほとんど知られていなかった計画ですが、その後、反対署名、メディア掲載、再開発を懸念する市民や議員、有識者らの行動のおかげで、認識が高まってきました。先日は坂本龍一が小池知事に反対する手紙を送ったと報道されていました。
自治体女性職員:非正規雇用女性に頼る日本/専門職正規雇用のイギリス
3月8日の国際女性デーにあたり、日本でも女性に関する記事が目につきましたが、今年は特に非正規雇用で働く女性に関する話題が気になりました。民間もですが、公的機関、特に地方自治体の仕事が非正規雇用の女性に支えられている、と言うと聞こえはいいですが「搾取されている」といっていいような現状があります。比較のために、イギリスでの自治体の女性雇用状況について紹介します。
イギリスで家を売る:決めては手作りジャム
イギリス北西部にある地方都市に15年住んでいますが、その間ずっと住んでいた家を売ることにしました。築後100年以上たつ一戸建てのヴィクトリアン住宅です。その事例を紹介しつつ、イギリスでの中古住宅の売買というものはどのように行われるのかを説明します。
トルコやシリアの地震
ここ最近、仕事もなのですが、私事で多忙になっていて、ニュースも追えていない状態でした。もともとテレビは見ず、昨今はニューズをTwitter などで追っていたのですが、SNSを開くとついつい時間が過ぎてしまうので、見ないようにしていたのが原因です。トルコで大地震が起きたということ、ちゃんとニュースを追っている人はその被害の大きさについてなどご存じだと思いますが、私はそれについてやっと現状を把握し始めたという遅さです。
イギリス大学生の住宅事情と不動産売買
2022年9月に大学に入った子供、初年度は寮で暮らしていますが、2年目からは寮を出て自分で住むところを探さなければなりません。そのための家探しが家の購入につながりそうな気配。また、今私たちが住んでいる家も売ろうということになって、いろいろ多忙な毎日です。イギリスではどのように家の売買をするのかについて書いてみます。
BBC記者の「日本は過去にとらわれている」記事について
日本に10年住んでいたBBCのイギリス人記者(ルーパート・ウィングフィールド=ヘイズ)が日本を去るにあたって書いた記事をメルマガ読者に紹介したところ、いくつか感想をいただきました。記者として日本社会を観察し続けた外国人の目に日本がどう映るのかについての内容の概要と、読者の感想を紹介します。
アノニマス渋谷区サイトハッキングの理由はホームレス問題
1月3日に渋谷区のウエブサイトが国際ハッカー集団「アノニマス」に攻撃を受け、閲覧に支障をきたす状態が続きました。アノニマスはその理由として「渋谷区が再開発のためにホームレスを公園やシェルターから排除していること」としています。アノニマスとは、何者なのか、どうしてこのような行動に至ったのか?そして渋谷区はどのように対応しているのでしょうか。
今からでも間に合う、半歩でも進んだ1年に
クリスマスが終わったら、一気に年末ムード。ちまたでは、ニュースなどでも今年一年しめくくり的な内容が多く、否応がなしにまた一年が終わる感。今年は世界的にも日本でも衝撃的な出来事が多かったので、世の中のニュースに追いついたり、それについて思いをはせることに忙しい1年でした。そのこともあってか、個人的に今年中にやりたいと思っていたこと、あれもこれも、まだできてないままだと、様々な事柄が思い浮かびます。あなたはやり残したことはないですか?
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