ロシアのウクライナ侵攻に対する経済制裁の影響から、欧米諸国の脱ロシア化が始まっています。ロシア産エネルギー資源の依存度を下げるために、石油やガスの供給をロシアに大きく頼るヨーロッパ諸国ではエネルギー政策を抜本的に見直さなければならなくなりました。「脱ロシア化」を契機に「脱炭素化」のスピードが速まることになるかもしれません。さらに、世界中でエネルギー政策全般が再点検され、各国は「エネルギー安全保障」について真剣に考えざるを得ないようになってきます。
ロシアのウクライナ侵攻を止めるために:ESGとSDGs
毎日、ウクライナ紛争のニュースが入ってきて、はらはらしています。爆撃などによる被害の様子を見て早く戦争が終わってほしいと願いつつ、自分ができることは何もないという無力感もあります。そんな中、「ESG」とか「SDGs」などの一見関係のないようなキーワードが出てきて、遠い外国に住む私たち一般人でもできることがあるかもと思い直しました。
よき先人になるために次世代にレガシーを残す
最近、まちづくりやコミュニティにおいて、「場所」や「社会」について目を向けることの重要さについて書いてきましたが、今日はそれとは別の視点で過去や未来など「時間」軸について考えてみます。空間での横のつながりだけでなく、今を生きている者だけでない、時間を超えた縦のつながりについて。世界は今の自分たちだけのものではなくて、私たちは長い流れの中の間借り人に過ぎないという話です。
イダルゴ市長のパリ改造、五輪大会も緑化計画の一環に
以前、パリが車の制限速度を原則として時速30キロにする規制を導入したことについて紹介しました。この大胆ともいえる政策を導入したのは2014年から現職についているアンヌ・イダルゴ市長です。イダルゴ市長は15分シティを提唱していることでも知られています。これまで車中心だったらパリを緑でいっぱいの歩行者・自転車天国にするという公約を掲げているのです。
1000 Trees to be Felled in Tokyo’s Jingu Gaien Garden
Now that 2020 Tokyo Olympics are over, at the site of the National Stadium a redevelopment plan to enable the construction of high rise buildings and commercial facilities within the Meiji Jingu Gaien is underway. Concerns have been raised about its plan to fell nearly 1,000 trees in a Landscape Conservation Area (Fuuchi-chiku), a rare green oasis in central Tokyo.
SDGsとは?基礎をわかりやすく簡単にまとめました
最近日本でも、しきりに「SDGs」という言葉が使われるようになりました。けれども「エスディ-ジーズって何のこと?」「英語で意味が分からない」という声も多いようです。中には「何となくわかるけど、ホントのところを今さら聞けない」という人もいるようなので、ここで「SDGsとは何のこと」なのか基本的なことをおさらいしておきましょう。
神宮外苑再開発で風致地区の樹木伐採、高層ビルの杜に
東京五輪が終わった今、国立競技場のある明治神宮外苑地区の再開発計画が進んでいます。高層ビルや商業施設が目を引く開発案に、風致地区である近隣景観への影響や100年の歴史がある樹木伐採について懸念の声が上がっています。けれども、都民や国民の認知度はあまりないままに、再開発案は東京都の都市計画審議会で承認されました。
人が作る建物や町が人や社会をかたちづくる
「我々は建物を形作り、その後、建物が我々を形作る」というチャーチルの言葉と民主主義との関係について書いた話の続き。今回は個々の建物ではなく、人間が作る街の形によっても私たち自身の生活や社会が形作られるという話です。
英ジョンソン首相辞任したら環境政策はどうなる?
イギリスではジョンソン首相の辞任を求める声が高まっています。去年コロナ規制中に首相官邸で飲み会が行われたことが「パーティーゲイト」スキャンダルとして問題になっているのです。とはいえ、彼が辞任するとなると心配になるのはイギリスの環境政策のゆくえです。
渋谷に見る公共空間の商業化:植物センターや宮下公園、図書館や児童館も
最近、よく耳に入ってくるのが、公営の施設や公園が閉鎖されたり、商業施設になったりするという話です。それまで、市民に公開されて親しまれていた公共空間がなくなってしまったり、商業化されることで広く一般市民がアクセスすることができなくなり「公共」スペースの私物化が行われてしまうのは憂うべき現象でしょう。
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