イギリスは日本と違って祭日が少ないのですが、5月初めの週末はメイデーの3連休。土曜にイギリス版ホームセンターに行くとDIYをしようとする人でにぎわっていました。古い建物を’do up’ しながら使い続けるイギリス人は簡単な修復作業は自分でしてしまうため、DIYがさかんです。今週は私もペンの代わりに慣れないペンキブラシを持って奮闘中。
イギリス都市計画
イギリス大学生の住宅事情と不動産売買
2022年9月に大学に入った子供、初年度は寮で暮らしていますが、2年目からは寮を出て自分で住むところを探さなければなりません。そのための家探しが家の購入につながりそうな気配。また、今私たちが住んでいる家も売ろうということになって、いろいろ多忙な毎日です。イギリスではどのように家の売買をするのかについて書いてみます。
イギリスで広がる「ウォームバンク」と暖かいコミュニティ
12月のはじめから中旬にかけてイギリスには寒波が訪れ、気温が零下になる日が続きました。そんな中、低所得者層に食料を無償で提供する「フードバンク」に続いて「ウォームバンク」が全英に広がってきています。エネルギー価格高騰の冬、誰もが暖かい場所で過ごせるようにという取り組みです。
イギリスの住宅街に遊び場ができたのは?
近所にあった病院の跡地が住宅地として再開発されていたのですが、どうなっているのかと気になっていました。通り抜け道路に面した住宅はよく見ていたのですが、袋小路になったところには足を踏み入れたことがなかったのです。好奇心に駆られて散歩の途中に寄ってみると、新たな発見が。
イギリス地方公務員都市計画家キャリアと出産育児休暇制度
日本の地方自治体公務員のキャリアの在り方や少子化について書いたところ、「イギリスでは実際のところどういう風になっているのか?」という質問があったので、それについて私自身の例をお話しします。少し古い話になりますが、新卒からのキャリアスタート、自治体間での転職、出産育児休暇取得からフレキシブルワーク制度を利用しての職場復帰までの体験談となります。
まちづくりにおける市民参加:神宮外苑開発再考
2月に神宮外苑開発についての記事を書きましたが、今回は開発案そのものの是非とは別に、日本の都市計画制度における大きな問題点について述べます。神宮外苑の例で明らかになったのは、首都の重要な地域での大規模な開発について、一般民が知らないままにことが進んでいくということです。神宮外苑の再開発案について最近になって初めて知ったという人が多いのが、それを物語っています。このようなことにならないためにどうすればいいのか、市民参加のまちづくりという観点でイギリスから学ぶところがあるはずです。
人が作る建物や町が人や社会をかたちづくる
「我々は建物を形作り、その後、建物が我々を形作る」というチャーチルの言葉と民主主義との関係について書いた話の続き。今回は個々の建物ではなく、人間が作る街の形によっても私たち自身の生活や社会が形作られるという話です。
リチャード・ロジャースの都市ルネッサンス政策
イギリスの有名建築家リチャード・ロジャースが88歳で亡くなりました。ロジャースといえば、ポンピドゥーセンターやロイズビルディングなど、前衛的な大規模作品が有名ですが、イギリスでは「アーバンルネッサンス」を提唱し、都市計画政策においても大きな影響を与えました。
世界遺産登録を抹消されたリヴァプール再訪
2021年7月にイギリスのリヴァプールがユネスコ世界遺産登録から抹消されることが決まりました。リヴァプールにはしばらく行っていなかったので、世界遺産登録エリアがどうなっているのか気になり、久しぶりに再訪することにしました。その日は10月9日ですが、これは何の日か知っていますか?(答えは最後に)
英国ヘリテージ・オープン・デイのガイドツアー
イギリスのヘリテージ・オープン・デーズ(Heritage Open Days)は各地にある歴史ある建物や屋外空間など、普段は公開されていないところを一般公開する活動です。このガイドツアーに参加してきたので、その様子を紹介します。
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