イギリスの都市計画法には、「Planning Obligation」という、開発者がコミュニティに対して負う義務が定められています。「セクション106 Agreement」とも呼ばれる、この取り決めについて、近所にできた散歩道を例にしてお話しします。
ご近所のプール都市計画申請がどうなったか?
今週はご近所さんにとっていいニュースが入りました。その人の隣の庭に勝手に建てられたプールの都市計画申請が却下されたということです。
女性と少子化と地方創生
『コロナが少子化に拍車をかける?』で、日本にとって大きな課題である少子化が新型コロナウィルスの流行によってさらに進みつつあるという話をしました。それに関連して女性と少子化、地方創生についてお話しします。
コロナが少子化に拍車をかける?
コロナウィルスが世界中に流行するパンデミックとなり、世界各国でロックダウンなどの規制が取られてから1年たった今、データがそろい始めてわかってきたことに出生率の低下があります。
オーバーツーリズム問題解消:ヴェネツィアがクルーズ船禁止
イタリアのヴェネツィア(ベニス、ベネチア)ではこのほど中心部への大型クルーズ船の入港を禁止すると発表しました。世界遺産にも登録されている水の都ヴェネツィアではかねてからオーバーツーリズム(観光公害)が問題となっていて、それに対応するための様々な施策が検討されてきましたが、難航していました。去年は思いがけずコロナで観光客が激減したヴェネツィアでは、改めてこれから街がどのようにやっていくのかを熟考した上での決定だったようです。
プリツカー賞2021年度はラトカン&ヴァッサルに
2021年度のプリツカー賞はフランスの建築家コンビ、ラトカン&ヴァッサルが選ばれました。海外では比較的無名ともいえる建築家チームですが、どんな建築をてがけ、どういう評価をされたのでしょうか。
環境と地方のために:イギリス2021年度予算
イギリスで3月3日にスナク財務相が2021年度の予算案を発表しました。毎年この時期になると、財務相が国会で予算演説をするのですが、今年はコロナ対策の支援金がどうなるのか、そのための資金はどこから出るのかということで特に国民の関心が高かったと言えます。
イギリス社会の分断:「どこでも族」と「ここだけ族」
‘The Road to Somewhere’「どこかへの道」という日本語未訳の本があります。2016年にイギリスのジャーナリスト・作家であるデイヴィッド・グッドハート(David Goodhart)が出版したものです。イギリスEU離脱国民投票で多くの予想に反してBrexit派が勝利した後に出た本で、Brexit派勝利の理由は何かと探っていた人たちの間で話題にもなりました。
イギリス「緑の産業革命 Green Industrial Revolution」と日本の取り組み
イギリスでは気候変動問題に関する政府の取り組みについて意欲的な発表が相次いでいます。日本でも菅新政権になってから環境問題に対して積極的に取り組む姿勢が出てきて、国際的にも評価されています。ガソリン車禁止についての目標も定まりつつある両国の、脱炭素化社会に向けての取り組みについてみていきます。
イギリスのロックダウンNo.2の様子とこれからの展望
私の住むイングランドでは11月5日からコロナによるロックダウンNo.2に突入して1週間がたちました。12月2日までの4週間、原則として「ステイホーム」の毎日が続くのは、春のロックダウンに次いで2度目。その時とはかなり異なるイギリスのロックダウンNo.2の様子を報告します。
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