ロンドン塔の隣に中国が大使館を移転する計画があるのですが、この地域の自治体がその都市計画申請を不許可としてしまいました。中国側は不満をあらわにし、英中2国間の国際政治問題にまで発展しそうです。イギリスの都市計画制度は少し複雑なので、その仕組みとともにその経緯とこれからどうなるのかを解説します。
ロンドン
ロンドンの自動車規制:ULEZ(超低排出ゾーン)は選挙にも影響
ロンドン中心部の交通渋滞を緩和するために渋滞税が導入されてから20年。2030年までにネットゼロを目標に掲げるロンドンでは、さらに「ULEZ」という交通規制が設けられましたが、今年このエリアが拡大されることになり、賛否両論。国会議員選挙の結果を決定づける争点ともなった規制とはどのようなものなのでしょうか。
リチャード・ロジャースの都市ルネッサンス政策
イギリスの有名建築家リチャード・ロジャースが88歳で亡くなりました。ロジャースといえば、ポンピドゥーセンターやロイズビルディングなど、前衛的な大規模作品が有名ですが、イギリスでは「アーバンルネッサンス」を提唱し、都市計画政策においても大きな影響を与えました。
イギリスの北と日本の地方:炭鉱のカナリアにされないために
イギリスでは新型コロナウィルスの第2波が到来し、政府はその感染拡大を抑えるための政策を導入しました。春に実施されたような全国的なロックダウンは行わず、感染状況に応じて地域別に異なる対応策が発表されましたが、それについて北部の地方では「中央目線で地方を差別するやり方だ」と批判が出ています。
東京に空き家が多い理由と解決策:ロンドンにはなぜ空き家がないのか?
日本で空き家が増えているのは過疎化、高齢化している地方の話だと思いきや、東京や大坂などの都心でも空き家が増えているというニュースが話題になっていました。高級住宅街も多い「世田谷に空き家5万戸の衝撃」という記事があります。どうして都会の一等地に空き家が増えているのでしょうか。
【歴史的建造物保存】ロンドンのセント・パンクラス駅 St. Pancras Station
2007年末に国際列車ユーロスターが発着する新国際駅としてリニューアルしたロンドンのセント・パンクラス駅。クラシカルな概観とモダンな内装が融合する建築美は圧巻です。古い建物の保存と復元の観点からも必見の建築物です。
最近のコメント