イングランドの真ん中、ノッティンガムシャーにある小さな田舎町に引っ越してから、毎日よく歩きます。「パーミアブル」な町の作りがウォーカブルなので、ついついふらふらのんびりとあちこちに足を延ばしてしまうのです。
アーバンデザイン
チャールズ英国王「グリーンキング」環境派で伝統建築支持
5月6日はイギリス、チャールズ国王の戴冠式。エリザベス女王が長生きしたため、皇太子の時代が長かったチャールズ3世は若い頃から環境問題、伝統的建築やアーバンデザインに関心が深く、王室メンバーらしくない私見を述べることもあり、時には物議をかもしたことも。けれども今は彼の半世紀にわたる関心事に時代が追い付き、「グリーンキング」としてのリーダーシップが期待されています。
リチャード・ロジャースの都市ルネッサンス政策
イギリスの有名建築家リチャード・ロジャースが88歳で亡くなりました。ロジャースといえば、ポンピドゥーセンターやロイズビルディングなど、前衛的な大規模作品が有名ですが、イギリスでは「アーバンルネッサンス」を提唱し、都市計画政策においても大きな影響を与えました。
タウンスケープ:建築ではなく景観
日本では1軒1軒の建築に興味がある人はいるし、建築家もいい設計をするために日々研鑽重ねていますが、複数の建築群や自然環境で構成される街並みといったものに目を向ける人が多くないようです。「ランドスケープ」というと「風景」ですが、これに人工的な建築物などを加えたものが「タウンスケープ」という概念で、すべての人々が日々目にする景色を好ましいものにするためにおざなりにするべきではない公的な資産といえます。
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