都市計画

ロンドン中心部の中国「スーパー大使館」計画承認:都市計画の観点から考える

2026年1月20日、英国政府がロンドン中心部「ロイヤルミント」跡地での中国大使館建設の都市計画開発案を承認しました。ロンドン塔の近くに位置するこの敷地周辺は、私自身もこれまで何度も歩いてきましたが、交通量の多い道路に面しながら、高いフェンスに囲まれ、歩行者が近づける余地の少ない場所となっています。

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イギリス新政権労働党の都市計画政策

2024年7月4日イギリス総選挙後の政権交代を受けて、前記事では労働党新政府の環境・エネルギー政策について述べましたが、今回は都市計画や住宅政策について紹介します。選挙前の公約で約束されていた方針が少しずつ明らかになってきていますが、その目玉はイギリスの住宅不足に対応するために150万戸の住宅を新築するための方策です。

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イギリスの住宅街に遊び場ができたのは?

New House

近所にあった病院の跡地が住宅地として再開発されていたのですが、どうなっているのかと気になっていました。通り抜け道路に面した住宅はよく見ていたのですが、袋小路になったところには足を踏み入れたことがなかったのです。好奇心に駆られて散歩の途中に寄ってみると、新たな発見が。

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地方自治体人事日英比較:ジェネラリスト or 専門家

Abu Village

最近日本からのニュースで山口県阿武町の誤振込の事件について聞きました。詳細が分からないので、事件そのものについては何とも言えないのですが、地方自治体の人事異動について考えるきっかけになりました。日本とイギリスの自治体の人事配置がジェネラリスト養成か専門性を追求するかで対照的だからです。

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東京に空き家が多い理由と解決策:ロンドンにはなぜ空き家がないのか?

Akiya

日本で空き家が増えているのは過疎化、高齢化している地方の話だと思いきや、東京や大坂などの都心でも空き家が増えているというニュースが話題になっていました。高級住宅街も多い「世田谷に空き家5万戸の衝撃」という記事があります。どうして都会の一等地に空き家が増えているのでしょうか。

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セミパブリックスペースとしての前庭

Front Garden

イギリスでコロナによるロックダウンが始まってから、毎朝家族三人で散歩に行くようになりました。行先は歩いて15分くらいの野原、ちょっと遠い公園、時間があるときは徒歩25分くらいのところにある大きな公園、もう少し時間がかかる別の公園などさまざまです。住宅街に住んでいるので、そこに行きつくまでに大きな道路を横切り、様々な「普通の」生活道を通ります。実は私はこういう住宅地にあるフロントガーデンを見ながら歩くのが好きなのです。

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パンデミックが都市計画に及ぼす影響①:6世紀から現代まで

Leonard Da Vinci

新型コロナウイルスは世界中に流行する「パンデミック」に指定されましたが、過去にも人類はさまざまなパンデミックに襲われた歴史があります。そしてその影響は私たちの生活の様々な面に現れ、都市計画もその例外ではありません。過去のパンデミックの影響を知り、「アフター・コロナ」時代の生活スタイルや街づくりについて考えます。

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フランスの田舎町シェルブールの景観:歩きたくなる街の作り方

シェルブールはフランス北西部にある人口数万人ほどの港町です。古い映画『シェルブールの雨傘』で有名になったところですが、それ以外には特に観光スポットもない、地方の田舎町と言っていいでしょう。ヨーロッパによくある昔ながらの普通の街ですが、こじんまりして住みやすそうなところ。また、落ち着いた景観がここちよくて旅行者にとっても、つい歩きたくなる街なのです。その魅力はどこから来るのでしょうか。

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