5月6日はイギリス、チャールズ国王の戴冠式。エリザベス女王が長生きしたため、皇太子の時代が長かったチャールズ3世は若い頃から環境問題、伝統的建築やアーバンデザインに関心が深く、王室メンバーらしくない私見を述べることもあり、時には物議をかもしたことも。けれども今は彼の半世紀にわたる関心事に時代が追い付き、「グリーンキング」としてのリーダーシップが期待されています。
環境問題
英ジョンソン首相辞任したら環境政策はどうなる?
イギリスではジョンソン首相の辞任を求める声が高まっています。去年コロナ規制中に首相官邸で飲み会が行われたことが「パーティーゲイト」スキャンダルとして問題になっているのです。とはいえ、彼が辞任するとなると心配になるのはイギリスの環境政策のゆくえです。
気候変動問題コミュニケーション:若い人たちへ
前回の記事を読んだ若い人から「私は気候変動問題について関心があるのだが、周りの大人が耳を貸してくれない。どうしたらいいのでしょうか。」という質問をいただきました。実は、こういう若者の声はよく聞きます。そこで、きょうは若い人たちに向けてのメッセージです。そんな若い人達とどう接したらいいのかと思う大人の方にも参考になるかもしれません。
気候変動問題コミュニケーション:無関心層への啓発方法
前回の記事では、「日本では気候変動についての関心が低い」という仮説が本当なのかどうかを国際調査におけるデータをもとに検証しました。その結果、やはりそうであるというエヴィデンスが出ていました。それでは、日本で気候変動問題への関心を高めるためにはどうしたらいいのか、その方法を模索していきます。
気候変動国際意識調査:日本はなぜ環境意識が低い?
外から見ていると日本では気候変動についての関心が低く、メディアでもあまり取り上げられない印象があります。「日本人は環境意識が低い」という声もよく聞きますが、実際に国際的に比較した場合はどうなのでしょうか。これについて、欧米やアジアなど17の先進国を対象に行われた国際意識調査をもとに検証します。
レジ袋有料化と環境問題:世界と日本の比較
岸田新内閣が発足し、閣僚の顔ぶれが出そろいました。これに伴い、小泉前環境大臣が導入したレジ袋有料化を白紙に戻そうという声が上がっていると聞いて驚きました。世界の常識とあまりに逆行しているからです。
イギリス「緑の産業革命 Green Industrial Revolution」と日本の取り組み
イギリスでは気候変動問題に関する政府の取り組みについて意欲的な発表が相次いでいます。日本でも菅新政権になってから環境問題に対して積極的に取り組む姿勢が出てきて、国際的にも評価されています。ガソリン車禁止についての目標も定まりつつある両国の、脱炭素化社会に向けての取り組みについてみていきます。
レジ袋有料化:プラスチックごみを減らすために①
日本では2020年にプラスチックのレジ袋が有料になりました。世界中でプラスチックごみが問題となる中、プラスチックの過剰な使用を抑制することを目的にする政策ですが「意味がない」といった批判の声も上がっています。環境政策では日本の数歩先を行っている各国の事例も交えてこの政策について考えてみます。
パンデミックと気候変動:グリーン・リカバリーのために
新型コロナウイルス感染の世界的大流行により、人々の暮らしは大きな変化を迫られており、政治や社会の在り方が根本的に問い直される状況にあります。一方、世界中の人類が共通して直面するもう一つの大きな危機が気候変動。この二つの問題を同時に解決するための「グリーン・リカバリー」政策について考えます。
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